日本医療マネジメント学会 第18回兵庫県支部学術集会

会長挨拶

 この度、日本医療マネジメント学会第18回兵庫県支部学術集会を、2026年2月14日(土)に神戸国際会議場にて開催させていただくこととなりました。

メインテーマは「激動する社会と地域医療 ~変えるものと守るもの~」といたしました。

 現下の日本の医療は、少子高齢化・人口減少に加え、コロナ禍後の受療行動の変化、さらに働き方改革や慢性的なコスト高による病院・施設経営の悪化など、まさに激動のさなかにあるといえます。コロナ禍により、ITを軸とした情報共有・伝達の仕組みが社会全体で大きく変化しました。その中で地域医療を維持するには、何を変え、何を守るかが問われているといえます。

 特別講演では、山積する医療の課題について、広く国の施策にも関わってこられた(独)地域医療機能推進機構の山本修一理事長に、教育講演Iでは、コロナ禍を契機に大きく変貌した感染対策について、京都府立医科大学 感染制御・検査医学教室の貫井陽子教授に、教育講演IIでは、医療現場でのチームのパフォーマンス向上に重要な心理的安全性について、近畿大学医学部附属病院 安全管理部の辰巳陽一教授にご講演いただく予定です。

 本学会では、病院経営、地域連携、働き方改革、業務効率化、医療安全、感染対策など、様々な課題について現場での工夫や経験を共有し、医療従事者間のネットワークを構築できればと考えております。

 地域医療を担われる皆様にとって有意義な学術集会となりますよう、スタッフ一同、準備してまいりますので、多数の演題のご応募とご参加をお待ちしております。

2025年4月

日本医療マネジメント学会 第18回兵庫県支部学術集会
会長 松本 圭吾

ページトップへ戻る